元台湾総統の李登輝さんが7月31日、「地方から発信する日台交流の深化」と題した講演を行った。講演会後には歓迎レセプションも開かれた。
始めて石垣島を訪問した李元総統は、講演に先立ち30日、名蔵ダム内の「台湾農業者入植顕頌(けんしょう)碑」を訪れ歓迎の式典に参加し、台湾農業者の功績を称えた。
講演会は満席で、拍手で迎えられた李元総統は、台湾と日本各地との絆の大切さを、台湾から移住してきた人たちと地元とで作り上げられたパイナップルを成功のケースとして話し、「日台交流を深化させるモデルケースが石垣にある」と強調。「これからのインターネットの時代では日本と台湾の生産技術が力を合わせれば、大いに発展する」と話した。