石垣島のBar Bb（石垣美崎町）で8月7日、「88ロックフェスティバル」が開催された。

個性的なオリジナル曲を熱演する「あお」

　同バーオーナーの金岡チカヲさんが昨年、「8月の八重山のロックの祭典」として初開催した同イベントは、1970年代に関西で開かれていた「88ロックデイ」のオマージュ。今年の同イベントには同島在住のアマチュアバンド7組が出演した。

　トップの「KOICHI Part2」は、池原コーイチさんが同イベントのために結成したバンド。続く「Happy おバカ組 with YASU & 884」は、オリジナルのへヴィメタル曲を熱演した。次に登場した「B.B. BLUES BAND」は、金岡さんもテナーサックスで加わる多国籍ブルースバンド。若手バンドの「cline」は地元の同級生で結成し、普段はUKロックのカバー曲を演奏しているが、この日はオリジナル曲を披露した。

　後半に登場した「あお」は、比嘉克仁（ひがかつじん）さんが「好きな歌を歌いたい」と結成したバンドで、個性的なオリジナル曲を熱唱。続いてへヴィメタルバンドの「BLACK RAIN」が登場すると、一気に会場が盛り上がり、多くの人が踊りだした。最後にロカビリーバンド「Wonderer's」が登場し、盛況のうちに終演した。

　「胸がいっぱいになった」と話す金岡さん。「それぞれのバンドの仲間たちのポテンシャルが発揮され、個性が光った誇れるイベントになった」と振り返る。

　久しぶりにライブイベントに参加したという古屋敷聡子さん（44）は、「こんなに石垣島のバンドがたくさん出演して盛り上がるイベントがあるなんてすごい。久しぶりのライブはとても楽しかった。古い友達がたくさん出演していて、新しい友達もできてよかった」と興奮した様子だった。

　同バーでは9月6日、ライブイベント「ロックの日リバース」を開く予定。