沖縄の伝統芸能を鑑賞する機会の提供と組踊(くみおどり)などの琉球(りゅうきゅう)舞踊の紹介、継承を目的にしている「国立劇場おきなわ」が11月23日、西表島「わいわいホール」(竹富町字上原)で公演を行う。
離島地域で開催される機会の少ない同公演。本年度の普及促進事業の一環として行われる。演題は第1部が「男性舞踊家の会」、第2部が「組踊版スイミー」。
第1部「男性舞踊家の会」は、人気の高い若手・中堅が一堂に会し、それぞれの個性を生かした見応えある舞の数々を披露する内容。男性舞踊家ならではの魅力あふれる舞台が展開される。
第2部「組踊版スイミー」は、世界中で親しまれているレオ・レオーニ作の絵本「スイミー」を組踊に仕立てた作品で、組踊の入門編。子どもや組踊を初めて人でも楽しめる内容。
芸術監督を務める嘉数道彦さんは「男性舞踊家の出演による伝統的な琉球舞踊の世界と、組踊入門編となる新たな作品の2本立てで、琉球芸能の魅力をたっぷりと紹介する。大人から子どもまで楽しめる内容。来場していただければ」と呼び掛ける。
開演時間は13時30分(開場=13時)。休憩を含め2時間の予定。