請福酒造(石垣市宮良)は12月1日、常圧蒸留・荒濾過(ろか)仕上げの「赤の請福」を発売した。
八重山地区限定で発売される「赤の請福」。同社の一般酒としては2001年以来の常圧蒸留で製造。荒濾過仕上げのため、米の風味が際立った味わいの濃い力強い飲み口の泡盛に仕上がっている。
同社の漢那憲隆社長は「泡盛本来の味を出すために苦労を重ね、原点に返って開発し、結果として自信のある泡盛が誕生した。タイ米のうま味が生きいてる」と自信を見せる。開発には時間と手間をかけ納得いくまで改良を重ねたという。
石垣市、竹富町の酒販店、居酒屋、飲食店、スーパー、コンビニエンスストア、観光お土産店、ホテルのみで取り扱い、インターネットでの販売は行わない。漢那さんは「石垣島や竹富町に足を運ばなければ飲むことができないし手に入らない『ご当地限定泡盛』」と笑顔を見せる。
600ミリリットル入りで、価格は547円(税別)。初回販売本数は6000本で、年間販売目標は3万本を予定。将来的には1800ミリリットルの販売も視野に入れているという。