海星小学校で12月9日、「これからを生きる子ども達につけさせたい力~AI社会に求められる人材の育成~」をテーマに教育講演会が行われ、ホームページ制作や教育事業などを手掛けるハブクリエイト(石垣市登野城)社長の喜納正雄さんが講演を行った。
海星学園研修活動委員会が主催する同講演会。子どもの将来のためにどのような力を身に付けるべきかを、「AI社会の到来」「格差社会」「人口減少」の3点をキーワードにして講話、グループワーク、質疑応答形式で進行された。
参加者からは「クリエーティブな力」「ホスピタリティ」「臨機応変に対応する力」「共感する力」「0から1を生み出す力」などが挙げられ、いつの時代にも人間として重要な能力だと結論付けられた。幼児期からの失敗を含めたさまざまな実体験が人間力の裾野を広げることにつながると考え、家庭や学校では遊びや手伝い、学習や運動を通してフィールドを広げていくよう働き掛け続けることが大切ではないかとまとめられた。
喜納さんは「子どもたちに社会で必要とされる人材に育てていきたいというニーズが高いことを実感した。どう育てていくかは、子育てをしている参加者にとっては今日の問題。みんな真剣だった。その姿勢に私自身、学ぶものが多くあり有意義だった」と話す。