黒島が浮いて見えた-石垣島で蜃気楼の一種「浮島現象」観測

普段は島全体が見える黒島が一部消えたり、浮いているように見えた(写真=新港地サザンゲート広場から写す)

普段は島全体が見える黒島が一部消えたり、浮いているように見えた(写真=新港地サザンゲート広場から写す)

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 石垣島から黒島が浮いて見える「浮島現象」が3月5日、観測された。

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 「浮島」は蜃気楼(しんきろう)の一種で、水面に近い海水温が比較的高く、上空の空気が冷たいときに温度差で光が屈折し、遠方の島の海面部分がかすんで見える現象。

 石垣市新川から観測した中西康治さんは「日の出の後、7時50分ごろから浮き始めて9時30分ごろにはほとんど消えて見えた。昨年初めて見てから注意してチェックしている」と話した。

 気象庁のホームページによると、午前9時の気象条件は気温15.9度、湿度49%、北北東の風5.5メートルだった。

 石垣島地方気象台の長嶺さんは「蜃気楼の一種で浮島現象だと思う。沖縄では珍しい」と話している。

八重山島風(2007年に撮影された映像)

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