「日本一早い春フェス」をうたう「Spring Trippin' Ishigaki(スプリング・トリッピン・イシガキ)」が2月18日、南ぬ浜町緑地公園(石垣市南ぬ浜町)で開催された。主催はツンダミ野外フェス実行委員会(事務局=石垣市観光文化課)。
同イベントは、今年11月に行われる3回目の音楽ライブイベント「ツンダミ野外フェス」のキックオフイベントとして開かれた。実行委員長となっている中山義隆石垣市長は「音楽を楽しんで、島を感じ、本当の自分を見つめ直して体の調子も整えてもらいたい」とイベントの趣旨を話した。
プログラムの一つ「飛び出せ!未来の音人」では現役高校生4人が司会を務め、中高生を中心としたバンドやダンスチームが出演。「イチャリバ韻(いん)」と題したラップ対決も行われ、スカイピースが優勝した。そのほか、カミアワズ、ヤバイTシャツ屋さん、PUSHIM、ゆるめるモ!がライブパフォーマンスを行った。
「島人ぬ宝プロジェクト」で選出された名所の中から、名蔵アンパルにある「昔馬車道」をテーマに創作された民謡の初披露もあった。「昔馬車道」は比嘉栄昇さんが作詞・作曲し、方言訳を金城弘美さんと西原和希さんが担当。流派を超えた踊り手の会「あんちゅら会」が踊り、花を添えた。
比嘉栄昇さんのライブには、バイオリニストや地元フラグループも参加した。ライブ後半は25分ほどのメドレー曲に合わせて踊る「マルシャショーラ」となった。マルシャショーラに管楽器の演奏が欲しいという呼び掛けに応じ、石垣フィルハーモニー管弦楽団からトランペット・トロンボーン・サックスの奏者たちも参加した。
ダンサーにはパナマールの比屋根秀斗さんとyumiさん。比屋根さんが指導する団体ウイングキッズリーダーズの子どもたちも参加。比屋根さんの動きを会場の参加者たちがまねして体を動かし続け、会場中が一体となったマルシャショーラがフィナーレとなった。