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石垣オールロケの「選ばれた男」が最高賞 沖縄国際映画祭 地域発信型映画部門で

「選ばれた男」の石垣での上映会・フォトコールの様子(石垣市民会館)

「選ばれた男」の石垣での上映会・フォトコールの様子(石垣市民会館)

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 第9回沖縄国際映画祭の「地域発信型映画」部門で、石垣島でオールロケーションしたガレッジセール・ゴリさん監督の「選ばれた男」が最高賞の「ひかりTV応援賞」を受賞した。

「選ばれた男」の作品画像 (C)沖縄県

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 地域に住む人たちが参画して製作される「地域発信型映画」。2011年「第3回沖縄国際映画祭」よりメインプログラムとして始まり、全国の各自治体、企業、学校、商工会等が連携して2016年4月までに、沖縄19作品を含め全60作品が製作されてきた。「自分たちが住む街のさまざまな魅力を全国に伝え、地域を活性化させたい」という地元への思いから毎回、質の高い作品がノミネートされてきた。

 ゴリさんにとって10作品目となる「選ばれた男」。台湾から石垣島行きのクルーズ船上で、台湾人の青年(陳?達)が一枚の手紙を見つめ、「自分は選ばれた人間なのか?」と自問自答する。「日本三選星名所」である沖縄県石垣島を舞台に、海岸で拾ったボトルの中に入っていた一枚の手紙をきっかけに、自分に自信を持ったことが一度もない青年の運命が動き出すというハートフルコメディー。

 撮影には、石垣市、石垣市観光交流協会、石垣島フィルムオフィス、やえやま応援団、南の美ら花・ホテルミヤヒラが協賛し、市民が撮影に協力してロケが行われた。3月に東京で行われた同映画祭の概要発表記者会見で、ゴリさんは「石垣の人々の協力と、石垣の素晴らしい風景がこの作品を作った。とても良い作品」と自信を見せていた。

 キャストは陳?達さん(達康.come)、比嘉梨乃さん、伊波雅美さん、比屋根祐さん、金城弘美さん、吉本美雪さん、長田紀彦さん。監督のゴリさんも自ら出演する。

 「短い作品でありながら人間の機微(きび)を上手に描いている」と評価され、「ひかりTV応援賞」を受賞。併せて、石垣を舞台にした次回作を製作することが決定した。4K撮影となり、NTTぷららが機器の貸し出しや撮影のノウハウを提供。同社の映像配信サービス「ひかりTV」で配信される。

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