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文化庁メディア芸術祭石垣島展始まる 市内各地でアート作品を展示

昆虫の立体写真を人間大に拡大したアート作品「life-size」

昆虫の立体写真を人間大に拡大したアート作品「life-size」

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 沖縄県では初となる文化庁メディア芸術祭の受賞作品の展示などが11月29日に始まった。

シャボン膜に超音波を当てて映像を映し出す「コロイドディスプレイ」

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 文化庁メディア芸術祭は、アート・エンターテイメント、アニメーション、マンガの4部門で優れた作品を顕彰し、受賞作品の鑑賞機会を提供するもの。毎年3カ所程度で地方展を行っているが、今年は石垣島での開催となった。

 石垣市民会館(石垣市浜崎町)2階では、同展のインフォメーションのほか、児玉幸子さんの「モルフォタワー」、クワクボリョウタさんの「Vomoder」、池内啓人さんの「プラモデルによる空想具現化」、scope+橋本典久さんの「life-size」、林智彦さんらによる「nubot」の展示や、第1回から20回までのマンガ大賞作品の読書ゾーンも設けられている。石垣島産のリュウキュウマツを用いて高校生が製作したベンチも設置され、くつろぎながら漫画を読むこともできる。

 ホテルエメラルドアイル(石垣市美崎町)2階ではクワクボリョウタさんの「10番目の感傷(点・線・面)」が、石垣港離島ターミナル(石垣市美崎町)にはPokemon Go製作チームによる「リアルポケストップ」が、崎山ハウス(石垣市伊原間)では落合陽一さんの「コロイドディスプレイ」がそれぞれ展示されている。

 まちなか交流館ゆんたく家(石垣市大川)1階では短編優秀作品の上映と、2階ではチームラボの「100年海図巻」が展示されている。

 アニメーション優秀作は、11月29日と30日に新栄公園(石垣市浜崎町)で上映される。アニメーション最優秀作「君の名は。」は12月10日に石垣市民会館大ホールで上映される。いずれも入場無料。

 実行委員長である中山義隆石垣市長は「近代的な最先端の文化・芸術に触れる機会は貴重なもの。民俗芸能やアートを観光資源にして地方創生を考えるきっかけになれば」と話す。同展制作ディレクターの岡田智博さんは「沖縄の離島に芸術作品を持ってくるのは初の試み、質の高いアート作品を体感してもらいたい」と話す。

 12月17日まで。

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