千葉ロッテマリーンズ球団と石垣市の共同記者会見が6月28日、市内のホテルで行われ、同球団一軍が来春の1次キャンプを石垣島で行うことを発表した。
八重山商工で甲子園を沸かせた大嶺裕太投手が同球団から1位指名を受けたのを機にキャンプ誘致に対する機運が盛り上がり、昨年11月27日にバレンタイン監督が来島した際、正式に文書で要請した。
併せて、美崎町大通り会と八重山青年会議所、石垣市観光協会青年部が中心となり「千葉ロッテマリーンズを石垣島に呼ぼう会」を結成。球団への要請や署名活動を展開、多くの島民が署名に協力した。
今月に入り同球団が昨年のキャンプ地、オーストラリア・ジーロングと鹿児島市に断りを入れ、今回の発表に至った。
同球団の瀬戸山隆三社長は「島の皆さんの熱い気持ちにおこたえしてキャンプ地を決定した。石垣島でのキャンプによって、ますます強いチームになる」と話し、大嶺投手の参加については監督の決定権と断りながらも「100%に近い確率で参加するだろう」と答えた。
大浜長照市長も「石垣島はもともと野球の盛んな地域。島の皆さんにぜひプロの野球を見て頂きたい。設備の問題はあるが、議会の協力も得ながら整備していきたい」と述べた。
石垣島キャンプは2月1日からの3週間。少年野球チームとの交流会なども考えているという。まだまだ問題を残しつつも、キャンプ決定に市民は心を躍らせている。