旧暦3月3日にあたる4月8日、石垣島の各地で「浜下り」が行われた。当日は各海岸に多くの人が訪れ、潮干狩りをする姿などが見られた。
このうち名蔵の海岸では、干潮となった午後から家族連れやグループが浜に下りた。バケツなどを片手に貝やアーサ、魚などを獲り、それぞれに「浜下り」を楽しんだ。
真栄里から子どもと一緒に訪れたという女性は「毎年楽しみにしている。今日はアーサやもずくと貝がたくさん採れた。自然の恵みをいただけるのも石垣島の魅力。今日は帰ってごちそうです」と笑顔で話していた。
「浜下り」は浜に下り海水で身を清める行事で、八重山では「サニジ」と言われる。ひな祭り同様、元は女性の行事だが、現在では家族連れで海岸に出かける場合が多くなっている。