離島ターミナルで「朗読と音楽の夕べ」-八重山の民話などを披露

朗読と音楽で島物語を披露した池間研さん、王田あずみさん、末吉りえさん(左から)

朗読と音楽で島物語を披露した池間研さん、王田あずみさん、末吉りえさん(左から)

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 イベント「朗読と音楽の夕べ-島ものがたり-」が4月9日、石垣港離島ターミナル内とぅもーるネットセンター石垣(石垣市美崎町)で行われた。主催は、とぅもーるネットセンター石垣。

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 ラジオなど活躍するアナウンサー・末吉りえさん、名蔵出身のストーリーテラー・王田あずみさんが朗読を行い、池間研さんが三線を演奏。朗読と音楽で民話などの島物語を披露した。

 同イベントでは、八重山に古くからある伝説を元にした民話「木々のはじまり」をはじめ、「クスケー」という言葉の始まりについての話「まじないことばの由来」、「石のよめいり」、石垣島に伝わる人魚の話「人魚のうた」の4つの物語を、王田さんと末吉さんが交互に朗読。「石のよめいり」では池間さんが物語に合わせて三線を演奏、末吉さんが効果音などを流し、物語を盛り上げた。

 末吉さんは「石垣では1回目となる『朗読と音楽の夕べ』。格好いい名前を付けているが、本の読み聞かせで普段は学校の教室などで活動している。このような場所で朗読できることはとてもうれしい。素敵なひとときを楽しんでもらえれば」とあいさつ。王田さんも「今日は民話を中心にお伝えする。民話にはその土地に歴史、文化が隠れている。それを楽しんでもらえたら」と笑顔で話した。

 「暑い石垣島なので、おいしいジュースを飲みながら聴いてください」(末吉さん)と、観客には同ネットセンターからトロピカルドリンクも配られた。朗読が始まると、観客は物語に真剣に聴き入り、1話終わるたびに大きな拍手が起こった。

 「また石垣島で朗読をしたい。今度は雰囲気を出して、怖いお話をしましょうね」と末吉さん。

小浜島在住のつちだきくおさん、石垣のIT施設でコンサート(石垣経済新聞)

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