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一人の少女を通して記録した沖縄ドキュメンタリー映画公開 監督の舞台あいさつも

「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」上映後の舞台挨拶に立つ平良いずみ監督

「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」上映後の舞台挨拶に立つ平良いずみ監督

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 沖縄の社会問題を一人の少女を通して記録したドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」が3月20日、石垣のゆいロードシアター(石垣市字大川)で公開され、21日に平良いずみ監督による舞台挨拶が行われた。

ドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」

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 沖縄テレビ放送開局60周年を記念して製作された同作。フリースクールに通うため那覇に移住した石川県出身の坂本菜の花さん(当時15歳)が、沖縄で生活する中で直面する基地問題に向き合う姿を3年にわたり追った。ナレーターを俳優・声優として活躍する津嘉山正種さんが担当する。

 平良監督は「若い人たちが沖縄の問題をどう捉えているのか、どうすれば耳を傾けてくれるかと考えていた。菜の花さんという県外の若い人の新鮮な視点で映画を撮って伝えようと思った」と話す。同局のアナウンサーでもある平良監督。短いニュースで伝えられない沖縄の現状を多くの人に伝えたいという思いを作品に込めたという。

 来場者からは「沖縄に移住したばかりだが知らないことばかりだと気付かされた」「さまざまな立場の視点や意見があり、見応えがあった」などの感想が聞かれた。

 同劇場での上映は4月19日まで。先行上映している桜坂劇場のほか、3月28日からは東京のポレポレ東中野(東京都中野区)を皮切りに全国公開の見通し。

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