石垣島での常設劇場の立ち上げを目指して活動する「ゆいシネマを守る会」が11月6日・7日の2日間、移動型映画館「移動ゆいシネマ」を波照間島の食堂&染織工房「あやふふぁみ」(竹富町波照間)で開催した。
石垣島で9月に開催した第1回に続き、「令和2年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」の一環で行った。上映作品は、映画産業が崩壊したスーダンで映画館復活を目指して活動する年老いた4人の映画製作者の奮闘を追った「ようこそ、革命シネマへ」。初日夜の上映に10人、2日目昼の上映に12人の計22人が来場した。7日午前の「あやふふぁみ」共催の染織りワークショップには10人が参加。沖縄で代表的な染料植物の一つであるフクギを使ってTシャツやランチョンマット、靴下などに模様を施す染織り体験を行った。
同会の宮良麻奈美さんは「波照間島の方だけでなく、イベントを目的に40年ぶりに石垣島から来てくれた人もいた。今回は初めてのワークショップも開き、楽しんでもらえた」と話した。3回目の開催は石垣島で12月を予定しているという。