バイオ燃料で走る先導車が3月20日、第19回石垣島マラソンにお目見えした。
先導車が使った燃料は、石垣島に生産拠点がある「ユーグレナ」(東京都港区)の製品「サステオ」。微細藻類のミドリムシ(ユーグレナ)から抽出する油と使用済み食用油が原料という。同社によると、原料のミドリムシが成長過程の光合成でCO2を排出するため燃焼時のCO2排出量を実質ゼロにできるという。
中野良平生産技術開発部長は「マラソン参加者の安全を守る先導車の燃料に使ってもらい光栄に思う」と話した。
同大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により2年ぶりの開催。当日は、フル・ハーフ・10キロの3種目に合わせて1477人が出場した。