かき氷とクレープの専門店「Hinata cafe ishigaki(ひなたカフェ石垣)」(石垣市大川)が大川に移転し、10月1日で1カ月がたった。経営はempty(大川)。
移転オープンした「Hinata cafe ishigaki(ひなたカフェ石垣)」のスタッフ(一番左が店主の東里さん)
同店は神奈川県葉山町にある「ひなたカフェ」の姉妹店。2022年からコワーキングスペース「チャレンジ石垣島」(登野城)の敷地内でキッチンカーでの営業を続けてきたが、固定店舗を望む常連客の要望に応えて移転に踏み切った。席数はカウンター席を含む27席を設ける。白系や淡いカーキ色を基調とした店内には木製のアンティークインテリアを設置。「開放感のあるガラス窓から差し込む日差しで自然のぬくもりを感じられる空間」に仕上げたという。
フワフワのかき氷ともちもち食感が特徴のクレープ。クレープ生地には全粒粉とバターオイル「ギー」を使う。ドリンクメニューには、コーヒー専門店「FUSHI COFFEE ROASTERS」(登野城)が同店専用にブレンドしたコーヒーのほか、タピオカドリンクも用意。
店主の東里明斗さんは「たくさんのお客さまに愛されたキッチンカーだったが、小さなスペースでの営業では商品数や接客サービスに限界があった。店舗化により広いキッチンやストックスペースを確保できたので、季節の生フルーツやアイスクリームを使ったメニュー、新しいおかずクレープなど新メニューにも挑戦したい」と話す。
メニューは、「沖夢紫のモンブラン氷」「いちごマスカルポーネ」「波照間島産黒蜜のきなこぜんざい」(以上1,500円)、「石垣島の塩キャラメルと島バナナキャラメリゼクレープ」(1,460円)、「ひなたオリジナルブレンドコーヒー」(600円)、「マンゴーミルクタピオカ」(700円)など。島内在住者にはかき氷が200円引き、クレープが100円引きの割引特典を用意する。
移転オープンに際し、東里さんが以前からファンだったという陶芸工房「nakamurakenoshigoto」(南城市)に同店オリジナルのかき氷専用陶器制作を依頼したという。「食器類やインテリアにもこだわった。居心地が良くてワクワクできる空間を提供したい」と東里さん。今後は全国の有名なかき氷店を石垣島に集めたイベントの開催も考えているという。
営業時間は11時~17時。