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石垣で沖縄環太平洋国際映画祭サブイベント 本祭は来年開催

「第1回Cinema  at Sea-沖縄環太平洋国際映画祭-」の様子

「第1回Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際映画祭-」の様子

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 「第1回Cinema at Sea巡回映画祭in沖縄・八重山」が12月13日~15日の3日間、石垣市民会館(石垣市浜崎町)と竹富町離島振興総合センター(竹富町南風見)で開催される。主催は特定NPO法人Cinema at Sea。石垣市、竹富町などが後援する。

本祭のオープニング作品「青海原の先-台湾と琉球の悲歌-」の1シーン© HAWstudio,Ltd.

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 同イベントは、来年2月22日から3月2日にかけて那覇市で開催される「第2回Cinema at Sea-沖縄環太平洋国際映画祭-」のサブイベント。石垣など八重山のほか東京・大阪・沖縄本島でも行う。

 当日の上映作品は、昨年11月の本祭で上映された「オキナワより愛を込めて」(石垣市民会館)、「緑の模倣者」(石垣市民会館)、「大海原のソングライン」(竹富町離島振興総合センター)の3作品を上映する。開演は各回19時30分(19時開場)。入場無料。

 「オキナワより愛を込めて」は、ニューヨークを拠点に現代美術作家としても活動する砂入博史監督が沖縄出身の写真家・石川真生を追ったドキュメンタリー作品。「緑の模倣者」は昨年の同祭コンペティション部門最優秀映画賞受賞作で、台湾出身のジョン・ユーリン監督が手がけた。人間の姿に擬態した緑色のコガネムシを主人公とした短編小説が原作。「大海原のソングライン」は、音楽プロデューサーでもあるティム・コール監督が3年にわたってオーストロネシア圏の音楽の軌跡をたどったドキュメンタリー作品で、それぞれの島に暮らす人々の伝統的な音楽やパフォーマンスを記録している。

 本祭のオープニング作品は1874年に起きた台湾の牡丹社事件をテーマにした「青海原の先-台湾と琉球の悲歌-」に決定している。代表理事の黄インイクさんは「巡回映画祭を通して、映画を大きなスクリーンで観る楽しみや環太平洋地域の多様な文化を知ってほしい。本映画祭が沖縄県も課題としている離島地域の文化格差是正の一助になれば」と話す。

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