与那国島から台湾への観光ツアー直行便の就航が5月23日、与那国町国境交流促進プロジェクト班の発表で明らかになった。一般でも搭乗できる直行便としては今回が初めて。

　与那国島から台湾東部地域最大の都市・花蓮市へ直行便で、日程は7月4日～7月7日の3泊4日。募集人数は68人。ツアーは、台湾・花蓮3泊4日がホテル代込みで49,800円をメーンに複数のコースが用意されている。航空券のみは29,800円となっている。

　花蓮は温暖な気温と壮大な自然が人気の観光地。タロコ国家公園が特に有名。台湾東部中央に位置し西は台湾中央山脈、東は太平洋に面している。台湾の県で最も大きい面積で大部分を山岳地帯が占め、平地は約10％に満たない。居住地区もこの平地に集中している。

　同プロジェクト班のリーダー田里さんは「与那国島は日本最西端であることとDr.コトー診療所のロケ地として知られているが、今回のツアーでいかに台湾と近いかが実感できる。その距離わずか110キロ。台湾で最も山河が美しいとされる花蓮と日本で最も海が美しいとされる沖縄がひとつにつながるという歴史的な意義がこのツアーに込められている」と話す。

　与那国町と花蓮市は1982年に友好姉妹都市を結んでおり、数々の交流を重ねている。2007年10月には友好締結25周年の記念行事として代表団一行がチャーター便で与那国・花蓮間を往来している。

　与那国町はこのツアー参加者に記念として「初直行便搭乗記念証明書」を発行する。問い合わせ・申込先は与那国町・国境交流促進プロジェクト班(TEL 0980-87-2241)まで。

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