「いしゃなぎら青年文化発表会」が6月30日、宮鳥御獄前庭(石垣市字石垣)で開催された。主催は石垣青年会。
同青年会が「さまざまな活動の中で学んできた伝統芸能や文化を地域の人に見てもらいたい」と始まった文化発表会イベントで、開催は4回目。「いしゃなぎら」とは、石垣の方言で「石垣」を指す。
当日は、八重山民謡や舞踊のほか、若い世代も楽しめる楽曲や方言を使った民話劇「サンサーン(蝉)になった男」、かつての庭遊びを再現した「いしゃなぎら村遊び」など、趣向を凝らした演目が披露された。会場には大勢の住民が訪れ、地域の青年らが繰り広げる唄と踊りを楽しんだ。
同青年会の岡山創会長は「たくさんの方々に来ていただいてうれしい。アンガマ、豊年祭、南の島の氷灯ろう祭りとともに、この催しを地域に欠かせない行事に育てて、地域活性化につながるよう青年会一同頑張っていきたい」と話している。