売り上げの一部が盲導犬育成基金に寄付される「盲導犬募金自動販売機」が8月8日、川平地区にあるアパートロータリー(石垣市川平)に設置された。八重山郡内では第1号となる。
盲導犬募金自動販売機は飲み物を購入することで、1本につき3円が自動的に盲導犬育成基金に寄付される自動販売機。九州盲導犬協会を支援する会によると、九州・沖縄では約1,000人が盲導犬を必要としているが、現状年間で育成できる頭数はわずか10頭だという。要因は1頭を育成するのに約2年、300万円の費用がかかること。育成資金はそのほとんどが寄付や募金に頼っている。同自動販売機は全国では8月8日現在で97台が設置され、沖縄県では2台目。
設置依頼者である的野千春さんは、インターネットで自動販売機の存在を知り、設置を申し込んだ。自動販売機の設置は沖縄ペプシビバレッジ(宜野湾市大山)と太洋フーズ(石垣市新川)の協力で行われた。
当日はセレモニーが行われ、美ら花グループ取締役副支配人営業本部長の親盛一功さんは「微力ながら社会貢献活動の一環として、1頭でも多くの盲導犬の育成へとつながり、多くの方にその存在を知ってほしい」とあいさつ。的野さんの代理で出席した義妹の伸子さんは「家族全員が動物好きで、盲導犬にも興味があった。今回、無事に設置ができてうれしく思う。川平地区には犬好きの方が多いので、これをきっかけに盲導犬について知ってもらえたら」とあいさつした。
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