沖縄県立博物館・美術館(那覇市)で開催された「世界の現代アーティスト50人展-ガルシア・ロルカを顕彰して-」の石垣巡回展が9月24日から、石垣市民会館展示ホール(石垣市浜崎町)で開催される。主催は同博物館・美術館の指定管理者である「文化の杜共同企業体」(那覇市おもろまち3、TEL 098‐941‐1321)。
展覧会は、詩集「ジプシー歌集」などで知られるスペインを代表する詩人・劇作家フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898~1936)の生涯に共鳴したクロアチア出身のトニー・ポリテオさんが、生誕100周年を記念して世界の代表的なアーティストに依頼した作品を展示している。3月~5月に同博物館・美術館で行った展示会はアジア圏内・国内でも初めての開催だった。
作品は、世界20カ国のアーティスト50人が制作した版画。その中には、フランスを拠点に活躍をする沖縄県出身のアーティスト・幸地学さんも出展している。同28日には、幸地さんによる「アーティストトーク」も行われる予定。開催は11時~、14時~、16時~の3回。
文化の杜共同企業体の担当者は「アーティストたちがさまざまな方法で描いており、バリエーションがあるので、自分の好きな作品を見つけていただきたい。とても貴重な展覧会なので、この機会を見逃さないでほしい」と来場を呼びかけている。
閲覧時間は10時~18時。入場料は、一般=800円、高校生・大学生=500円、小学生・中学生=300円。10月5日まで(9月29日・30日は休館)。