ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京都大田区)が、石垣島に初出店する。
同社は「駅前旅館の鉄筋版」を基本コンセプトに、1986年蒲田店をオープン。以来、全国43都道府県でチェーン展開を行っている。
新店舗「(仮称)東横イン石垣港ターミナル前」は10階建てで、客室数は161室。障がい者や高齢者が使いやすいように工夫した「ハートフルツインルーム」を備えた。AED(自動体外式除細動器)も設置し、完成時には「沖縄県福祉のまちづくり条例」に基づく同適合証取得のための申請を行う予定。
9月27日には建設予定地で地鎮祭が行われ、多くの関係者が工事の安全を祈願した。同ホテルの重田訓矩執行役社長は「福祉関連設備に力を入れ、当社独自のハートフルツインルームを備えているホテル。またホテル内にレストランを設置せず、地元でおいしいものを食べてもらい、地元発展へと貢献していく」とあいさつした。
事業主であるマーマポケット(石垣市)の石垣敦子社長も「東京に行く際にはよく利用していた。東横インはこれからのニーズに合うホテルなので、石垣島の観光に役立つ事をと考えている」と期待を寄せる。
オープンは2009年10月を予定。