ビギンの歌声に観客熱狂-地元・石垣で「一五一会コンサート」開く

コンサートは満員で立ち見が出るほどの盛況ぶり

コンサートは満員で立ち見が出るほどの盛況ぶり

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石垣島出身の3人組バンド「BEGIN(ビギン)」が11月16日、全国ツアー「ビギンの一五一会コンサート2008」を石垣市民会館大ホール(石垣市浜崎町)で開催した。

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 ビギンはメンバー全員が石垣島出身で、1990年に「恋しくて」でデビュー。2000年には「涙そうそう」を発表し、多数の音楽家により世界各地でカバーされている。2001年には自ら企画した「うたの日コンサート」を開催するほか、2003年には世界一簡単な楽器「一五一会」を考案するなど、独自の音楽活動を展開している。

 コンサートは満員で立ち見が出るほどの盛況ぶりに。BEGINの登場とともに拍手が起こり、「誓い」で始まった。ボーカルの比嘉栄昇さんが「9月からツアーが始まり、ようやく石垣島にたどり着いた。隣同士で話をしながら、気楽に最後までよろしくお願いします」とあいさつ。

 続いて「ここから未来へ」「夏の花火」などオリジナル曲を披露。歌が始まる度に観客から起こる拍手に対して、メンバーは「気を使ってわざわざ拍手しなくていいよ」と笑いを誘う場面も。

 また楽器「一五一会」をキーボードの上地等さんも一緒に演奏し、ボブ・ディランの「風に吹かれて」、加山雄三さんの「お嫁においで」を披露。ギターの島袋優さんによる一五一会ソロもあり、会場は優しい音色に聴き入っていた。

 「自分たちなりの島の歌を歌っていきたい」と比嘉さん。「三線の花」「島人ぬ宝」を歌い、「島人ぬ宝」では会場と大合唱。続く「オジー自慢のオリオンビール」で会場のボルテージは最高潮となり、観客は総立ちに。指笛にカチャーシーで盛り上がった。

 同コンサートは全国30カ所で行われており、最終日の12月28日は今年いっぱいで閉館が決まっている東京・新宿コマ劇場で開催される。

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