沖縄県産業振興公社による「OKINAWA型産業応援ファンド」の2009年度公募説明会が12月12日、八重山支庁で行われた。

　同事業は地域資源活用・新商品開発などへの助成制度で、沖縄の強みを生かした「OKINAWA型産業」（健康･バイオ･観光分野など）を重点にした県内中小企業の事業化促進を支援するもの。昨年度は81件の応募があり、8件が採択された。

　説明会では、県内の中小企業が製品の開発や試作段階の製品を、売れる製品にするための市場調査や商品開発などを支援する「新商品開発等支援事業」と、県内の中小企業者・商工会などが行う地域資源を活用した事業の掘り起こしなど、地域活性化のための取り組みを支援する「地域資源活用支援事業」についての応募説明が行われた。

　新商品開発等支援事業は助成率4分の3、助成期間は最長2年、上限額は1,000万円（1年間）。地域資源活用支援事業は助成率10分の8、助成期間は最長3年、上限額は500万円（1年間）。これまでの地域資源を活用した事業への支援対象は、国や県があらかじめ認定していたものだが、同事業ではそれと併せて今後、地域資源となるような内容のものも対象としている。

　沖縄産業振興公社産業振興部産業振興課の安慶名貢さんは「八重山には豊富な地域資源がある。それを生かして地域活性化につなげてほしい。今すぐでなくとも、アイデアが浮かんだ時に当事業を活用していただければ」と話す。

　そのほか県外・国外へ社員または個人を派遣する「グローバル・ベンチャースピリット人材育成事業」への募集説明も行われた。

　同事業の受付期間は12月15日～来年1月30日（月曜～金曜）の9時～12時、13時～17時。 問い合わせは沖縄県産業振興公社産業振興課（TEL 098-859-6239、FAX 098-859-6233）まで。