石垣市が出資する第3セクターのタウンマネージメント石垣(TM石垣、石垣市大川、TEL 0980-84-3477)は3月13日、「ISHIGAKIおさんぽマップ」の配布を開始した。TM石垣が企画制作・発行、八重山の観光情報サイトなどを運営しているトランスアイル(石垣市新栄町)が監修・デザインした。
「ISHIGAKIおさんぽマップ」は、沖縄県産業振興公社の中心市街地活性化支援事業助成金を活用して取り組んでいる「まちなか交流館ゆんたく家を拠点とした中心市街地まちづくりの展開にむけたコンセンサス形成事業」の一環。
同マップは、市民や観光客に気軽に持ち歩いてもらい、より一層まちなか歩きを楽しんでもらおうとポケットサイズにした。石垣島のまちなか情報を発信する携帯サイト「CLSA!モバイル」と沖縄専門の観光サイト「タビンチュネット」と連動し、QRコードを使い情報を入手できる。表紙などのイラストは石垣市在住のイラストレーター・河村愛さんによるもの。表には広域市街地のマップ、裏にはあやぱにモール周辺のマップを掲載して、「グルメ・飲食店」「ファッション」「リラクゼーション」などに分けて161店舗を紹介している。
このほかにも30~40年前の市街地の写真を紹介する「タイムスリップ写真」、博物館や史跡などを紹介する「みどころスポット」のQRコードを掲載。利用者が自由に書き込めるように上質紙で作った。
「このようなまちなかマップは、全国的に見ても先進的な取り組みだと思う」とTM石垣の西村亮一さん。トランスアイルの今井大輔社長も「マップを作るために取材を行ったが、店などが増えておりいろいろな発見があった。今回はバージョン1.0なので、店やおすすめスポットを増やしていき、どんどん新しくしていきたい」と話す。現在は市街地を巡る「お散歩モデルコース」を制作中で、短いコース・長いコースを携帯サイトに掲載していく予定。
発行は2万4,000部で、まちなか交流館ゆんたく家(大川)や掲載各店舗で配布している。