ネットで運転者適正診断-東運輸、新システム導入で随時受診可能に

東運輸がインターネット適正診断システム「ナスバネット」を導入

東運輸がインターネット適正診断システム「ナスバネット」を導入

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 観光バスや路線バスを運行する東運輸(石垣市美崎町、TEL 0980-82-20054)は5月1日から、インターネット適正診断システム「ナスバネット」を導入する。

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「ナスバネット」は、自動車事故対策機構(NASVA)が開始した自動車運送事業者に対する24時間365日利用可能な運転適性診断サービス。事業所に設置されたパソコンからインターネットを利用して、ドライバーが運転者適正診断を受けることができる。

 運転者適性診断はバス、ハイヤー、タクシー、トラックなどの運送事業で、運転者が運転するときのクセなどを知り、それに応じたアドバイスを提供することで、安全運転につなげることを目的としている。ドライバーは3年に1回は義務として、運転者適正診断を受診しなければならない。

 同社の運転管理者の新城保吉さんと総務主任の糸洲宗幸さんは「ドライバーは3年に1回の一般診断を受診している。これまでは沖縄本島にある自動車事故対策機構沖縄支所まで出向くか、年に数回行われる石垣島での出張診断を受診していた」と説明。ナスバネットを営業所に導入することで、「いつでも自社でドライバーの適正診断の受診が可能となり、出張先へ移動時間や順番の待ち時間の削減、ドライバーの勤務時間を調節することで効率よく受診でき、経費削減にもつながる」とメリットを話す。ナスバネットでの受診後、結果をすぐにプリントできることも理由に挙げる。

 新城さんは「ドライバーの交通安全上に注意することが示されたら、即座に指導できる。ナスバネットはバス・タクシ-の両方のドライバーの診断が可能。子会社『あずまタクシー』のドライバーに対しても、安全運転への教育指導に活用する予定」と話す。ナスバネットの適正診断を受診した糸洲さんは「出張診断を受診したこともあるが、それと何ら変わらず、ナスバネットではシュミュレーションが増えて、より良いのでは」と感想を述べた。

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