石垣市のブランド化を目指す、いしがきブランディングプロジェクト推進委員会は8月27日、同プロジェクトの商品としてティーラ・アース(石垣市美崎町)製作のオリジナルペンダントを9月から日本トランスオーシャン航空(JTA)の機内誌「コーラルウェイ」で限定販売することを発表した。
ティーラ・アースは2005年9月にオープン、石垣島の自然をモチーフにオリジナルのジュエリーやアクセサリーの製作・販売を手がけている。同推進委員会の一員でもある同社平良静男社長は、地元への還元として、ジュエリーの売り上げの一部を、サンゴを守る団体などに寄付する商品を企画。これをいしがきブランディングプロジェクトが支援し、機内販売が実現した。
ペンダントのトップ部分には枝サンゴがデザインされ、素肌になじみやすい10金のピンクゴールドを使用。ネックレスは昼の海をイメージした白の淡水パールと、夜の海をイメージしたブラックスピネルの2種を用意し、一部に本サンゴを使用した。デザインしたのは平良社長の妻でデザイナーの佳保里さん。商品企画にはJTA客室乗務員も参加し、その意見も取り入れながら作り上げたという。
平良社長は「サンゴは環境や人的なもので削られていくが、ジュエリーは形に一生残せる。ペンダントを身に身につける度に、サンゴのことについて考えてもらえれば」と話す。
ペンダントは9月1日からJTA機内誌「コーラルウェイ」で紹介され、機内のみで限定販売される。価格は1万2,000円。