「JA石垣牛」を全国にPRしようと、JA石垣牛肥育部会が公募していたイメージキャラクターの名前が「南の島のゆんた君」に決まった。
JAおきなわは昨年4月10日に地域団体商標「石垣牛」を取得し、「JA石垣牛」としてさまざま宣伝活動を繰り広げている。同部会は「宣伝の幅をもっと広げたい」とマスコットを企画。公募によって大阪市生野区の塩崎アユミさんのデザインが選ばれ、8月25日には完成したマスコットを発表すると同時に名前を募集した。
65人116点の応募の中から選ばれたのは、石垣市在住の鍋倉大さんが考案した「南の島のゆんた君」。10月6日には副賞の贈呈式が行われ、ゆんた君と同八重山地区本部の山田惠昌本部長から、副賞のJA石垣牛詰め合わせ3万円分が贈られた。
「新聞で募集しているのを見て、ふと名前が浮かんだので応募した」という鍋倉さんは市内でカフェを営んでいて、メニューとして石垣牛を使ったハンバーグを提供している。名前については「家族、仲間、友達みんなで石垣牛を食べながらゆんたく(方言でおしゃべり)して、笑顔で和気あいあいと仲良くなってほしい、という思いを込めた」と話す。ゆんた君との初対面後、「かわいいですね。日本中の人にかわいがってもらいたい」と喜びを表した。
JA石垣牛肥育部会の仲大盛吉幸部会長は「これからは全面的にゆんた君でJA石垣牛をPRしていく」と意気込む。デビューは、11月7日・8日に開催される石垣島まつりの市民大パレードを予定。