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石垣・吉原海岸でビーチクリーン-総勢488人が200袋分のゴミを回収

ビーチクリーンで拾ったゴミでアートを制作。写真撮影は大塚勝久さん

ビーチクリーンで拾ったゴミでアートを制作。写真撮影は大塚勝久さん

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 「島がないている!なくそう漂着ゴミと不法投棄」をテーマに11月22日、石垣島東部の八重山ヒュッタビーチ(吉原海岸)で「第1回海・Love Love フェスタ in 石垣島 2009 ビーチクリーン」(主催・同実行委員会)が実施された。

 同フェスタは石垣島に豊かな自然環境を守り続けて行くため、流れ着く漂着ゴミの清掃活動と家庭ゴミ、産業廃棄物の不法投棄防止を呼びかけるもの。「ゴミは捨てるものではなく、拾うもの」を合い言葉に、誰もが気軽にボランティア活動ができる環境づくりを目指している。

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 実行委員は、これまで個々の団体でビーチクリーンを行ってきたメンバーが中心。思いを同じくしながらまとまって活動することはあまりなく、それぞれが地道に活動を続けてきたが、ゴミの現状と清掃活動の必要性をもっと広く市民に知ってもらおうと実行委員長の中川久美子さん(YNAP八重山ネイチャーアートプロジェクト)が声をかけたところ、多くの賛同者や協力者が集まった。

 当日は子どもから大人まで408人の参加があり、役員・スタッフ80人を合わせて500人近い人々が集まった。高校の部活動やスポーツチームなど団体で参加した小中高校生、小さな子どもの手を引きながら参加した親子の姿も多く、活気にあふれていた。

 海岸には大型テレビや砂に埋まった漁網、発砲スチロールなどありとあらゆるゴミが。多くの人が参加したことで、バラバラになっているプラスチック片やペットボトルの蓋など細かいゴミまで回収できたが、あっという間に山となったゴミの分別作業も多くの人手を要した。

 分別を終えたゴミは187袋分。そのほか注射器12本、袋に入りきらない大型ゴミも50個あった。東京からの旅行の合間に参加したという3人組の女性は「想像以上にいっぱいあって大変だった。みんなで集めるとこんなにあるんだと実感した」、八重山商工高校の生徒たちは「発泡スチロールがこんなにあるなんて、どこから来るのか不思議」「注射器もあってびっくり」などと、それぞれ驚きの表情を見せていた。

 今回は漂着物アートも制作し、写真家の大塚勝久さんが空から記念撮影。そこには「LOVE」と「PEACE」という2つの文字とマーク、そして人々の笑顔があった。

 中川さんは「参加者がビーチクリーンのバトンを回りの人に渡してもらいたい。参加すれば、ゴミを『捨てる』から『捨てない』『拾う』という意識になるはず」と話し、今後はネットワークを構築し、誰もが気軽に参加できるビーチクリーン情報などを提供していきたいと意欲をみせる。

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