島の香辛料を使った「石垣島ジンジャーエール」-地元の料理店が発売

島の香辛料を使った「石垣島ジンジャーエール」は「ORO(オロ)」、「ROJO(ロホ)」、「PLATA(プラタ)」の3種類(左から)

島の香辛料を使った「石垣島ジンジャーエール」は「ORO(オロ)」、「ROJO(ロホ)」、「PLATA(プラタ)」の3種類(左から)

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 メキシコ料理店「VAGABUNDO(バガボンド)」(石垣市大川、TEL 0980-88-7113)が製造・販売している「石垣島ジンジャーエール」(525円)がショウガブームの中、注目を集めている。

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 石垣島ジンジャーエールはすべて手作り。製造を担当する高塚ふみさんは「ジンジャーエールは製造している所も少なく、店で出している所も少ない。お客さんからの要望もあり、香辛料の豊富な石垣島で、もっと本格的にピリッとした香りのよいジンジャーエールを作ってみようと思った」と振り返る。今年初めから試行錯誤を重ねて商品化し、今年5月に開催された「八重山産業まつり」の会場で販売。県外のメディアにも取り上げられた。

 国産のショウガを使い、ショウガの絞り汁にピパーツ(島胡椒)や秋ウコン、ハイビスカス、島唐辛子、月桃、黒糖など地元の素材を取り入れる。「すでに販売されているジンジャーエールはフレーバーとしてショウガを使っており、原材料としてショウガを使ったものはあまりない」という。「酸味料としてはパインナップル酢やパッションフルーツ酢、レモン酢などを使い、保存料や防腐剤、酸化防止剤などは使用していない」とも。

種類は「ORO(オロ)」、「ROJO(ロホ)」、「PLATA(プラタ)」の3種類で、それぞれスペイン語で「金」「赤」「銀」を意味する。「オロ」は石垣島ジンジャーエールのスタンダードとして最初に誕生した。秋ウコンと月桃を使用しており、酒で割ることを前提に辛味が強い。「ロホ」はハイビスカスやペパーミント、カルダモンなど数種のハーブを使用。ストレートに飲むことにこだわって作られ、名前の通りハイビスカスやパプリカで赤く色付いている。「プラタ」はオロをベースに、北海道産の黒豆をブレンドした珍しいジンジャーエール。サトウダイコンの根から作った砂糖「甜菜糖(てんさいとう)」と黒糖を使い、甘みを出している。「プラタ」は女優・野村佑香さんとのコラボ商品で、野村さんの食生活ブログ「佑食プロジェクト」の第1弾としても登場している。

 高塚さんは「手作りのジンジャーエールを買える店は少ない。ビールや泡盛などで割って飲んでもおいしいし、冷たくしてそのままでもおいしい。ぜひ一度飲んでみてほしい」とアピールする。

 石垣市内ではバカブンドと南西酒販の「泡盛屋」で販売する。12月初めには製造工場として「ジンジャーエール工房」のオープンを予定しており、工房でも扱う。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~24時(日曜はランチなし)。火曜定休。

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