琉球真珠（石垣市川平）と販売子会社のペルージェ川平（大川）による「2010年新作発表会～やいまの女性たち」が現在、ホテル日航八重山（大川）で開かれている。

　同社は1968（昭和43）年に世界で初めて黒蝶真珠の養殖に成功したことで知られ、国の名勝地に指定されている川平湾で真珠養殖を行っている。毎年12月に新作発表会を開いており、今年も初日から多くの市民が会場を訪れ、品定めしている。

　今年は新作デザインの中でも、「白蝶真珠に良いものがそろっている」とペルージェ川平社長の渡嘉敷一史さん。「真珠を選ぶ時、大きさや傷に目が行きがちだが、テリ（輝き）を見てもらいたい」と自ら会場で来場者にアドバイスしている。

　そのテリについて理解し、より品質の高い真珠の選び方を知ってもらいたいと図解入りの資料も用意。「これまでは言葉で説明してきたが、真珠の構造など専門的なことはどうしても難しい話になってしまう。資料は誰にでもわかってもらえるように、社員の意見を取り入れて作った」（渡嘉敷さん）という。

　白蝶真珠、黒蝶真珠のほか、淡水パールやアコヤ貝、サンゴの商品が並び、ペンダント、指輪、ブローチ、イヤリングなどデザインもさまざま。男性用としてのタイピン、タイタックやジュエリーボックスも販売している。価格は通常より抑え、毎日タイムサービスも行っている。

　渡嘉敷さんは「真珠は着ている洋服によっても印象が変わる。着こなしの提案もできるので、ぜひ地元の皆さんに買ってもらい、身に付けてもらいたい」と話す。

　開催時間は10時～19時。12月21日まで。