身体・知的の障害者を対象に社会参加やさまざまな活動、支援サービスを提供する石垣市地域活動支援センター「むゆる館」(石垣市大川、TEL 0980-83-9226、FAX 0980-88-6422)は1月8日、「カーサムーチー作り体験」を開催する。
同館では利用者の社会参加促進と地域との交流を深めることを目的に、昨年から「カーサムーチー作り体験」を実施。カーサムーチ(鬼餅)は餅粉を練って月桃の葉に包み蒸したもので、沖縄の伝統的な菓子の一つ。旧暦12月8日には健康・長寿の祈願のため縁起物として食される。
同館の金城さんは「昨年初めてカーサムーチー作りを行い、健常者、障害者合わせて15人が参加した。月桃のにおいが良かったと好評だった」と話す。昨年は月桃のにおいに誘われて足を止める通行者やカーサムーチー作りについて談議をする年配者たちの姿も見られたという。
カーサムーチー作り体験は同館で10時から開始。参加者の募集人数は10人ほど。参加費は無料。作ったカーサムーチーは参加者や通行者に配布する。金城さんは「むゆる館の規模が小さいため、10人程度の募集だが、障害のある人・ない人関係なくできる限り来てほしい」と参加を呼びかけている。問い合わせは、同館まで。