石垣島の将来像を語り合う-「石垣島ライフスタイルフォーラム」開催

石垣島ライフスタイルフォーラム開催

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 「石垣島ライフスタイルフォーラム2010~島を活かして島に生きる~」が2月6日、石垣市商工会館(石垣市浜崎町)で開催され、石垣島の将来像について意見を交わした。主催は、いしがきブランディングプロジェクト推進委員会。

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 基調講演1では前衆議院議員で早稲田商店街相談役の安井潤一郎さんが講師を務め、早稲田・高田馬場発祥のアトム通貨について講演した。アトム通貨は地域活性化のために生まれた地域通貨。安井さんは「『ありがとう』というかたちがアトム通貨。商店街の中で絆を深めていくための道具」と述べ、取り組みについて説明した。

 基調講演2では、沖縄県観光商工部観光振興課長の下地芳郎さんが「沖縄観光の現状と展望~石垣への期待~」と題して講演。下地さんは「これからの観光はそれぞれの島を再評価し、それぞれの島の観光を行っていかなければならない」と話し、(1)既存のものに対して、いかに新しい魅力を作り出すのか、(2)どのような対象にアプローチしていくのか、(3)ミシュランなど第三者の評価をどう生かすのかなどの課題を挙げた。

 シンポジウム「島を活かして島に生きる~石垣ブランドの可能性~」では、アトム通貨実行委員会本部事務局長の木下斉さん、石垣島自然観察の会代表の谷崎樹生さん、ティーラアース代表の平良静男さん、石垣市商工会事務局長の真栄田義世さんの5人がディスカッション。それぞれの立場から4年目を迎える「いしがきブランディングプロジェクト」への提言を行った。

 木下さんは「また石垣島へ来てもらえるようなツールとして、アトム通貨を考えてもらい、石垣島独自のものができれば面白いと思う」と期待。下地さんは「今後はブランド事業の発信の強化と、数値目標・状態目標の立て方を考えるべき」と指摘した。真栄田さんは「環境保全をし、安心・安全に住民が島で暮らしていけなければ、観光客は呼べない。地域資源を活用し、ずっと住みたいと思える島にしたい」と述べた。

 フォーラム終了後には懇親会も開かれ、引き続き、意見を交わした。

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