石垣のかまぼこ店が「島とうふかまぼこ」を新発売

島豆腐とかまぼこのコラボレーション

島豆腐とかまぼこのコラボレーション

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 石垣のかまぼこ店「マーミヤかまぼこ」(石垣市新川)が3月4日、新商品「島とうふかまぼこ」を発売した。島豆腐とかまぼこ、沖縄の定番の味をミックスした新しい食感がうけている。

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 1945(昭和20)年創業の同店は、八重山かまぼこの製法を大切に守りながら、地場産品を取り入れた商品を開発している。その味は高く評価され、全国蒲鉾品評会で1986年と2001年に農林水産大臣賞を受賞している。

 今回の「島とうふかまぼこ」は、魚のすり身に島豆腐を練り込んで揚げたもの。豆腐の分量が多い「柔らかめ」とすり身が多く豆腐が少ない「硬め」の2種類があり、形も円盤状の「ぽーぽー揚げ」と一口サイズの「たらし揚げ」の2種類を用意。豆腐は近所にある仲宗根とうふ店のものを使っている。

 発案者は同店代表である金城力さんの次男・有作さん。そのアイデアに金城さんは「豆腐は歯応えがないので、最初はどうかなと思った。だが作ってみたら食感が良くて驚いた」と振り返る。その後、1カ月間試行錯誤を繰り返し完成。食べた時、より豆腐の風味が残る「柔らかめ」と、本来のかまぼこの味ながらなめらかな食感の「硬め」を開発した。「豆腐が好きな人にもかまぼこが好きな人にも食べてもらえる。柔らかめだとお年寄りや体が弱った時でも食べやすいと思う」と金城さん。発売当日は新商品を目当てに次々と客が訪れ、ショーケースの上に用意された試食用をつまんでは、「おいしいさぁ」「やわらかいねぇ」と笑顔で話していた。

 現在は市内と沖縄本島の直売店での販売だが、「真空パックにしてどこでも手軽につまんでもらえる商品として売り出したい」と全国展開も計画中。関連商品の販売も検討中だという。

同店の営業時間は6時~19時。

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