石垣島の総合的な観光サービスを提供する「石垣島観光情報センター」(翁長克子社長)が3月8日、市内大川にオープンし開所式が行われた。
同センターには「中央ツーリスト」「いしいち観光」「ハブクリエイト」の3社が入居。3社のネットワークを生かし、情報化時代に対応しながら八重山圏域の魅力と可能性を全国に発信することを目的としている。
当日は、川満栄長竹富町長や中山義隆次期市長、関連企業の関係者など多数出席。開所を記念したテープカットの後、同センターの翁長社長は「3つの企業体のネットワークを十分に生かしながら、観光商品や、観光資源を今一度見つめ、磨き上げ、新しい素材や原石を掘り起こしたい」と意気込みを語った。
中山次期市長は「3年後の新石垣空港開港に向け石垣市がどのような体制で多くの観光客を受け入れるのか、その仕組みづくりや体制づくりが重要な時期に来ている。3社が共同して同じ場所で営業することは、今後の八重山の観光にとって非常に重要な転換期になっていると思う。量より質への転換で『質』をどのように高めていくのか、コンテンツやいろいろな情報を発信するということが、これからの八重山の観光に求められている」とあいさつ。乾杯の音頭をとった川満町長は「この観光情報センターが情報の発信源となり大きな力になってくれるものだと期待している」と述べた。
同センターはゆいロード沿いにあり1階建て。宿泊、レンタカー、ダイビングショップの紹介など、観光情報を総合的に提供する。有料駐車場(15台)も完備する。