石垣島からイタリアへ、ジロ・デ・イタリア出場の新城幸也選手に声援

ジロ・デ・イタリア出場の新城幸也選手へ石垣島から声援

ジロ・デ・イタリア出場の新城幸也選手へ石垣島から声援

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 自転車プロロードレース「第93回ジロ・デ・イタリア」が5月8日に開幕し、石垣島は島出身の新城幸也選手を応援しようと盛り上がっている。

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 新城選手は石垣島出身で現在、フランスのプロコンチネンタルチーム「Bboxブイグテレコム」に所属している。 「ジロ・デ・イタリア」は「ツール・ド・フランス」「ブエルタ・ア・エスパーニャ」と並ぶ世界3大ツール(グランツール)の一つで、この大会に参加した日本人は新城選手で4人目。今大会では日本人で唯一の出場となる。さらに新城選手は昨年「ツール・ド・フランス」に初出場で初完走しており、2大レースに出場した日本人は新城選手が初めてという、プロロードレースに新しい歴史を刻んでいる。

 初日、新城選手の実家では出場を祝う応援会が開かれ、家族や親戚、自転車関係者、ファンなど30人以上が集まった。あいさつした新城幸也八重山後援会の平田勝男会長は「幸也君の出場を見ながら、またみんなと酒が飲めることがうれしい。幸也君に届くと思うので、熱い気持ちで応援しよう」と述べ、八重山自転車競技連盟の長谷川毅彦会長は「山岳が厳しいレースで幸也君にとってもチャレンジのレースになると思う。だが彼は我々の想像の1歩も2歩も前を考えているはず。明日、明後日の平坦ステージが楽しみ。最後まで応援していこう」と声をあげた。

 実家ではスクリーンを設置してテレビ観戦。新城選手の姿が画面に映るのをじっと待ったが、残念ながら初日は国際映像に映ることはなかった。それでもレースは始まったばかり。これから30日まで約3週間、全21ステージに渡ってレースは行われる。時差がありテレビ観戦も夜中になるが、集まった人たちは「また寝不足の日々が続くが、幸也君の活躍をしっかり見よう」と話していた。

 新城選手の父・貞美さんは「テレビに映らなかったことが、彼を奮起させていい結果を生むかもしれない。レース前、電話で調子がいいと言っていた。失敗が許されない中で、しっかりと自分をアピールできる走りを見せてもらいたい」と期待を寄せ、母のるみ子さんは「フランスでの活躍で皆さんの期待は高いと思う。その期待に応えてもらいたいとも思うが、母親としてはとにかくケガをしないで走りきってもらいたいと願うだけ」と息子の体を案じた。

 同後援会では15日に登野城公民館で地域の人々を招いた応援観戦会を開催する予定。

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