「親と子のお天気教室」が8月5日、石垣市民会館中ホール(石垣市浜崎町1)で行われ、大勢の親子連れが訪れた。石垣市・石垣市教育委員会と石垣島地方気象台の共催。教室は、「来て、 見て、さわって、気象体験」をテーマに、自然現象の不思議や脅威をアニメや実験などを通して子どもたちに学んでもらうのが狙い。
会場では、台風・雷・竜巻のメカニズムについてのアニメ「台風・雷・竜巻のはなし」や気象庁の業務などを分かりやすく紹介するアニメ「おしえて!はれるん 気象庁ってどんなとこ?」を上映したほか、自分が生まれた日の「お天気調べ」を希望者に行った。
○×で答える「お天気クイズ」では、最後まで勝ち残った9人の子どもたちが「お天気博士」として認定され、気象庁のマスコットキャラクターである「はれるん」から表彰状が贈られたほか、空気の流れにより竜巻を発生させる実験や液状化現象などの実験では、子どもたちは目を輝かせながら感嘆の声を上げていた。
石垣島地方気象台の玉城潤二次長は「お子さんとお父さんとお母さんで、自然現象であるお天気をしっかり勉強してほしい。子どもの時から自然災害に対する防災知識を身につけて頂ければ」と話している。会場では、昨年の台風13号による被害や県内での津波などを記録した災害写真も併せて展示された。