子ども用品のレンタル&販売店「TOY」(石垣市大川、TEL 0980‐87‐7702)が8月6日、沖縄県立八重山病院(大川)の産婦人科と小児科にベビー用品と玩具を寄贈した。
同店の笠原弓乃代表が「お母さんたちが少しでも楽になってもらえれば」と、セールで得た収益金を利用し、産婦人科に「スリーピングピロー」「授乳クッション」各5点、小児科に「アンパンマンのお絵かきボード」などの玩具5点を寄贈した。
「スリーピングピロー」は幼児用枕で10度の傾斜があり、この傾斜により授乳後の吐き戻しや鼻づまりを解消するもの。「授乳クッション」は母親が授乳の際におなかに着けるクッションで、それにより赤ちゃんへの授乳を楽にできるという。玩具は「入院している子どもの気が紛れれば」(笠原さん)と、ベッドで遊べるコンパクトなものを選んだ。
同病院の伊江朝次病院長は「医師不足などでご心配をおかけしているが、このように気遣っていただき感謝している。これからも努力していきたい」と話し、田幸香代看護部長は「寄付をしてくださる、このような気持ちが働く人間に元気をくれる。次への頑張りとつながる」と話す。
笠原さんは「物が一つあるだけで育児が楽になる。そういうお手伝いができれば」と笑顔で語った。