恐竜の骨格標本に驚き-県立博物館・美術館、石垣で移動展

沖縄県立博物館・美術館「移動展 in 石垣」に大勢の人

沖縄県立博物館・美術館「移動展 in 石垣」に大勢の人

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 沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち)の「移動展 in 石垣」が10月29日~31日、石垣市民会館中ホールと展示ホール(石垣市浜崎町)で開かれ大勢の人でにぎわった。

 移動展は、普段本館に足を運ぶことができない離島や遠隔地の人々に展示を見てもらうことによって、沖縄の自然や歴史、文化の広域普及、美術作品を鑑賞する機会を提供することを目的としている。2007年に新館になってからは国頭、久米島に続いて3カ所目。

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 博物館部門では、後期白亜紀(約7000万年前)の恐竜「サウロロフス」の骨格標本や旧石器時代の港川人1号の復元模型、絶滅危惧種のイリオモテヤマネコやヤンバルクイナなど動物のはく製、琉球王国の成り立ちを紹介する歴史資料や沖縄戦当時の写真、紅型をはじめとした美術工芸品、張り子や凧といった玩具まで259点の所蔵品が並んだ。サウロロフスは体長9メートル、高さ4.8メートルもあり、訪れた人たちは見上げながら「すごいねー」と驚きの声を上げた。中には「これはキリンさん?」と母親に尋ねる幼児の姿も。港川人の模型の前では「小さいおじーがいるよ」と話すなど子どもたちも興味津々。連日、年齢を問わず大勢の人が訪れ、展示品の数々に見入った。

 美術館部門では、郷土の画家・名渡山愛順の作品20点を展示。「柳(やなじ)」「伊野波節(いのふぁぶし)を踊る」「しゅんだう」など琉球舞踊や組踊りを描いたものや、石垣島の「八重山宮良殿内(みやらどぅんち)」など秀作の数々に見る人は目を奪われていた。

 凧づくり工作教室や塗り絵コーナーも人気で、親子が一緒に参加。カラフルな恐竜の塗り絵を見ながら「実は肌の色だけは解明されていない。だから子どもたちのように好きな色を塗っていい」と説明していた同館主任学芸員の池原盛浩さん。「実際に見ることで何かを感じてもらえれば、もっと沖縄の自然や文化に親しみを持ってくれると思う」と期待を寄せる。

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