八重山調理師会の料理講習会が11月10日、軽井沢倶楽部ホテル石垣島(石垣市宮良)で行われた。
同会では年に2回、互いの技術と意識を高める機会として講習会を開催している。会員が地元の食材を使ったオリジナル料理を披露。そのアイデアを発表し、意見を交わし合う。
当日は石垣市や竹富町のホテル、レストランで働く会員約40人が参加。同ホテル副料理長の砂川吉信さんが、伝統的な和食の調理方法と沖縄、石垣島の食材をマッチングさせた「創作和琉料理」を紹介した。作ったのは、青ブダイとアーサを使った前菜、フエフキダイを使った魚料理、石垣産和牛肉を使った肉料理の3品で、砂川さんは調理や盛りつけのポイントなどを説明しながらデモンストレーションを披露。参加者はできあがった料理の写真を撮ったり、試食して味付けについて質問するなど熱心だった。
同会の多宇啓二会長は「和食、洋食、中華などそれぞれ分野があるが、互いの持ち味を生かし、季節の食材を使ってアレンジできると思う。この講習会を参考にしてほしい」と話す。
講習会に続いて懇親会も行われ、互いの親睦を深めた。