郵便局沖縄支社(那覇市東町)が12月6日から、八重山郵便局を含む県内7局で年賀状のワンポイント筆耕サービスを始めた。
15日の年賀状引き受けを前にした郵便局として初のサービス。実施しているのは那覇中央、那覇新都心、浦添、沖縄、名護、糸満、八重山の7局で、沖縄を中心に全国で書道教室を開く茅原書藝会が協力。窓口ロビーに特設コーナーを設けて講師が書き方をアドバイスしたり、年賀葉書を50枚以上購入した人にはそのうち5枚に筆書きするサービスを行っている。
八重山郵便局では同会八重山支局の講師が担当。「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」など手本を並べ、訪れた人に丁寧にアドバイスしている。年賀葉書を購入し、「迎春」の筆書きを依頼した80代の男性は「年賀状を出す数は少ないが、書いてくれると聞いてお願いした。私の文字が上手になったと言われるかもしれないな」と笑いながらサービスを喜んでいた。
新城華秀支局長は「相手を思い浮かべ、思いを込めながら書くことで心が伝わる。今はパソコンで簡単に作ってしまうかもしれないが、ぜひ1行でもいいので手で書き添えてほしい。上手下手は関係なく、楽しみながら書いてみるといい」と話す。「ワンポイントで色紙を貼るだけでも年賀状の雰囲気が変わり、より心がこもる」とも。
サービスは今月10日まで。八重山郵便局では8日~9日が13時~17時、10日が9時30分~12時に行っている。