日本サッカー協会(JFA)とジェフユナイテッド市原・千葉による「JFAこころのプロジェクト・夢教室」が2月3日、海星小学校(石垣市大川)で開かれ、元Jリーガーの斉藤大輔さんが子どもたちを指導した。
同プロジェクトは「子どもたちの心身の成長に寄与したい」とJFAが2006年にスタート。サッカーの元日本代表、現役のJリーガー、なでしこリーグ、他種目のスポーツ選手の現役、OB・OGなどが「夢先生」となり授業を行う。
今回の夢先生は、かつてジェフユナイテッド市原・千葉でDFとして活躍した斉藤大輔さん。5・6年生28人の児童が体育館での運動や図書室での講義に参加した。
斉藤さんは高校時代に全国大会出場を果たしているがプロからのスカウトを受けられず、大学で猛練習。その結果、ユニバーシアード日本代表に選出されプロの道が開けた。
「夢に向かって努力することが大切。強い気持ちを持って一生懸命やると回りの人たち助けてくれる」と自身の体験を話し、子どもたちに「まずやってみること。やらずに無理とは思わないでほしい」「自分に自信を持ってほしい。みんなには可能性がある」とチャレンジ精神を忘れないことをアドバイス。
続いて子どもたちが「料理人になって世界中の料理を作りたい」「大金持ちになって海星に本を寄付したい」「パイロットになって空を飛びたい」「漫画になってみんなを笑わせたい」「水産研究所の職員になって新種を発見し、ノーベル化学賞を取りたい」などと夢を発表。頼もしい子どもたちに斉藤さんは「夢に向かって頑張る人を応援する人にもなってほしい」と助け合う大切さも伝えた。
刺激を受けた斉藤さんは「今後は日本代表になれる選手を育てていきたい。みんなからエネルギーをもらったので頑張りたい」と話した。