八重山青年会議所(JC)が2月19日、「ばがー島クリーンアップ運動 in 石垣」を行い、121袋分のごみと3,600個ものたばこの吸い殻を回収した。
同運動は八重山JC50周年記念事業の一環。地域への奉仕活動の一つとして年間を通して行い、八重山の人口である5万人以上の参加を目標に行う。今回はその1回目。
清掃を前に黒島栄作理事長は「石垣市は観光立市だが非常に汚れている。クリーンアップ運動に一人でも多くの人に参加してもらいたい」とあいさつ。その後、約1時間にわたり浜崎町緑地公園を中心に浜崎町一帯のごみ拾いを行った。
当日は約170人が参加。道端や植え込みの中に捨てられているごみを丁寧に拾っていった。石垣市でキャンプを行っているロッテの大嶺祐太投手、伊志嶺翔大外野手、山本徹也投手も「感謝の気持ちでごみを拾いたい」と参加。球団スタッフや県外から訪れている記者も参加し、大嶺投手は「こんなにごみが落ちていると思わなかった」と驚いていた。
約1時間の作業で集まったのは121袋分のごみ。中でもたばこの吸い殻は約3,600個にも上り、参加者はたばこのポイ捨ての現状を目の当たりにした。
清掃後、中山義隆市長は「きれいになったのはうれしいことだが、捨てられている現状が問題。みんなで協力し、落ちているごみを拾う、ごみを捨てない行動につなげてほしい」と呼びかけた。