鹿児島が発祥の坦々麺専門店「石垣坦々麺 満正苑」(石垣市大川)が1月21日、市役所通りにオープンした。鹿児島と宮崎に6店舗を展開する同店初のフランチャイズ出店。
店舗面積は15坪で、席数は23席。店内は白を基調にした明るくシンプルな内装に仕上げた。「石垣の海が好きで出店した」という店長の戸口田さんは、「5年ほど前に厚生労働大臣功労者表彰を受賞したこともあり、鹿児島では坦々麺といえば満正苑。一日に300杯も売り上げる店舗もある」と話す。
「うま辛い!」がコンセプトで、辛さは「ひかえめ」「うま辛」「中辛」「激辛」(各800円)と100円増しの「スーパー」の5種類から選べる。「一番多くオーダーを受けるのは『うま辛』で、一番辛い『スーパー』をスープまでぺろりと飲み干してしまう辛党もいる。鶏ベースで自家製のラー油などを加えたスープが好評で、麺を食べた後のスープに白いご飯を入れて完食するお客さんも多い」と戸口田さん。野菜や卵は石垣島で調達し、麺やスープの素材は鹿児島からの直送。「思ったより多くのお客さんの来店があったので麺の調達が間に合わない」とも。
坦々麺以外にもチャーハン(600円)、しおラーメン、しょうゆラーメン(各700円)、ピリパリトウガラシ(300円)を用意している。ドリンクは生ビール・瓶ビール(500円)、焼酎・泡盛数種(各300円)、ソフトドリンク(各200円)。焼酎はいも焼酎「赤兎馬」や「三岳」、「白金乃露」(各300円)など石垣島では珍しいものも提供している。
「おいしいと言ってもらえたらそれだけでいい。並んでまで食べる人は少ない島なので、この土地にあったのんびりした空気を大切に、ゆっくりやっていきたい」と戸口田さんは話す。
営業時間は12時~14時、19時~翌2時。