石垣市商工会が「アトム通貨」導入-やいま大通り38店舗でスタート

10馬力、50馬力、100馬力の3種類

10馬力、50馬力、100馬力の3種類

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 街を活性化する地域通貨として生まれた「アトム通貨」の流通が8月6日、石垣市内で始まった。

 同通貨は手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」のデザインが入った地域通貨で、アトム生誕の地の東京・高田馬場が発祥。全国では現在、八重山のほかに8カ所で使用されている。「未来の子どもたちのために」をテーマに、環境、地域、国際、教育に基づく4つの理念に沿って運営され、さまざまな社会貢献活動を支援している。

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 石垣市商工会は地域内経済循環で地域活性化を図ろうと、アトム通貨実行委員会八重山支部を設置。全国では9番目の支部で、やいま大通りの38店舗を加盟店に流通をスタートさせた。紙幣の通貨単位は「馬力」。1馬力が1円に相当する。流通する紙幣は10馬力、50馬力、100馬力の3種類で、マンタやオオゴマダラ、フクギなどのすかしが入っている。

 通貨はエコ活動の対価や祭り、イベント時に参加者に無料で配布。参加者が加盟店で買い物などに使い、加盟店は事務局で使用された通貨を現金に換金する。

 用途について、商工会の平田睦事務局長は「例えばイベントなどで使ってもらえると、イベントの主催者側は訪れたらプレゼントという形にして事務局から購入し集客に利用する。それを目当てに訪れた子どもたちなどはアトム通貨をもらい買い物ができる。結果として地元商店にお金が落ちる。地域の中で循環し地元還元できる形になっている。始まったばかりの今は皆さんまだ使いなれないと思うが、ぜひ楽しんで使ってほしい」と話す。「今はやいま大通りのみだが、いつか星野や川平などの共同売店でも使えるようになれば」と、市街地から離れた小さな商店でもいつしか普及することへの期待を込めた。

 今回発行されるのは第8期アトム通貨で、使用期間は来年2月29日まで。現在の38店舗に加え、事務局では他店舗の加盟を呼び掛けている。

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