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石垣で「八重波月流」創流いけばな展―色彩豊かな南国花材も使う

石垣で「八重波月創流記念いけばな展」が開かれた

石垣で「八重波月創流記念いけばな展」が開かれた

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 「八重波月(やえはつき)流創流記念いけばな展」が12月10日・11日の2日間、石垣市民会館(石垣市浜崎町)展示ホールで開かれた。

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 八重波月流家元は、池坊系の華道草真(そうしん)流・後藤覚徹先代家元の指導を受け、50年にわたり華道を究めた金武春竹さん。今年の1月に草真流から独立し、新たに八重波月流を創設した。会員は現在約50人。

 今回の展示は、その創流記念として会員同士の親睦と研さん、地域との触れ合いと普及推進、文化向上に寄与することを目的に開催された。会場にはダイナミックなものから小ぶりな作品まで彩り豊かな生け花50点が展示され、来場者を楽しませた。

 開会式で金武さんは「自然の美しさを尊重し、現代の生活様式の中から生かされる格調高い生け花を目指し、花の心と人の心を生かす流派にしたい」と抱負を述べ、中山義隆石垣市長と前津栄信石垣市文化協会長と共にテープにはさみを入れた。

 同流派の家元教授である石垣春富さんは「思っていた以上に多くの方にお越しいただき、お花を皆さんに理解していただけているのだなと感じた。お客さんからは『癒やされた』『イライラしていたけど、すっと怒りが引いた』などうれしい感想や、『頑張って』との励ましなどを多く頂き、とても力強く感じた」と話していた。

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