香港の大手旅行代理店「EGLツアーズ」による香港-石垣の直行チャーター便が1月21日、石垣空港に到着した。香港からの直行便は初めて。
香港からの飛行時間は約2時間。乗客は121人でタラップ下ではミス八重山の黒島美希さんと日本トランスオーシャン航空(JTA)の職員が出迎えた。入国手続きを終えた人々には星砂の小瓶とさんぴん茶も進呈。真栄里公民館の獅子も歓迎の舞を披露した。
歓迎セレモニーでは同ツアーに最初に申し込んだという何健偉(ホ・キンワイ)さん(65)に黒島さんがミンサー織りの記念品を贈呈。何さんは「自然を見るのが楽しみ。北海道稚内市に行ったことがあるので、日本の最北端と最南端に行ってみたいと思った」と参加したきっかけを話した。
中山義隆石垣市長は「滞在中は豊かな自然と伝統芸能、伝統料理、国内外から評価されている海を楽しんでほしい。来年3月には新しい空港が完成し、石垣は沖縄とアジアを結ぶゲートウエーとなる。香港からの定期便が就航され、より多くの方に訪れていただけるようになることを願っている」とあいさつし、歓迎の意を表した。
ツアーは3泊4日。八重山に1泊または2泊した後、那覇に移動し、24日に那覇から香港に帰る。