石垣・大川のカフェバー「カフェタニファ」で3月14日、石垣市出身のフォークシンガー・池原コーイチさんのライブが行われた。
この日は、県内外で活躍する池原さんの56歳の誕生日。51歳の誕生日から毎年、同店でライブを開いている。
池原さんは冒頭、「このライブも5年目。今日は1時間35分くらい楽しんでください。皆で遊びましょう」とあいさつ。コーイチライブでなじみのメンバーであるMASAさん(ギター)、モチーさん(ギター)、キースさん(パーカッション)との演奏を繰り広げた。
ライブでは「月の祭り」などオリジナル曲を含む13曲を披露。実家の池原酒造所で泡盛「白百合」を造る池原さんは「酒を飲め飲め白百合」などと軽快なラップを入れ笑いを誘った。客席にいたサクソホン奏者のヨースト・デールマンさんを見つけて誘い、持参していたサクソホンで飛び入り参加する場面も。観客は掛け声を掛けたり、池原さんからマイクを奪ってラップを披露したりするなどしてひとときを楽しんだ。
ライブを終え、コーイチさんは「誕生日というのはあらためて始まること。そういう意味で区切りになるし、歌える間は続けていきたい」と感慨深げに話した。
何度か池原さんの演奏を聴いているという市内在住の30代男性2人は「齢56にして進化を続けていると思った。これからも活躍を期待している」「今回も面白かった。飛び入りのサクソホンもすごかった」、とそれぞれ感想を話した。飛び入りで演奏に参加したヨーストさんは「ライブを行っている所があるとよく足を運んでみるが、気楽にセッションできるのがうれしい。コーイチライブは何度も見て何度も参加しているが、今回も最高に楽しかった」と笑顔を浮かべた。