石垣市商工会女性部(石垣市浜崎町、TEL0980-82-2672)が石垣島のPRムービーを制作し、ホームページで公開している。
同部は沖縄県商工会連合会が実施する女性部提案公募型事業の一環として、石垣島再発見事業「女性部による石垣島自慢」を企画。観光客が減少している中、女性目線で見た石垣島の良さをインターネットで発信することで観光客誘致を通した島の活性化を図ろうと、映像制作に取り組んだ。
長さは5分54秒で、昨年度の活動内容と観光情報を盛り込む。特に後半2分は、「けぇーらんねぇーらー(皆さん)、くょんなぁらー(こんにちは)」などと八重山の方言を使い、文字テロップを表示して言葉も紹介しながら島らしさを演出している。内容は、日本最南端の海開き、石垣島トライアスロン大会と全国ニュースとなる行事のほか、ハーリー、豊年祭、アンガマと沖縄、八重山特有の伝統文化、八重山の特産品であるパイナップル、マンゴー、石垣牛など。
部長の伊良部純子さんは「動画作りは初挑戦だったが、企画、構成を練ったものが形になってうれしい。経営指導員の協力も得て満足のいく出来栄えとなった。ホームページならば、日本中にお金をかけずに石垣島を紹介でき、たくさんの情報をよりダイレクトに伝えることができる。これを足掛かりに会員の事業や、活動内容を動画やブログなどで紹介していき、ホームページを充実させたい」と話す。
女性部は商工会の会員である商工業者、その配偶者、親族の女性によって構成。現在会員は85人で、月1回程度の活動を行うほか石垣島まつりなどの行事に積極的に参加している。