福島の夫婦ユニット「イン・ザ・ウィンド」、石垣からツアースタート

福島の夫婦ユニット「イン・ザ・ウィンド」が石垣でライブ

福島の夫婦ユニット「イン・ザ・ウィンド」が石垣でライブ

  • 0

  •  

 福島を拠点に活動する夫婦ユニット「IN THE WIND(イン・ザ・ウィンド)」が4月7日、石垣のライブハウス「CITY JACK」(石垣市美崎町)でライブを行った。

[広告]

 同ユニットは、菊池美一さん・陽子さん夫妻によるフォークデュオ。2004年に阿武隈川を歌った初のCD「北へ行く河」をリリースし、2005年にはNHK-BS2「熱血!オヤジバトル」に出演するなどメディア出演も多い。2007年には「NHK東北ふるさと賞」も受賞している。

 美一さんがボーカル&ギター、陽子さんがボーカル&ピアニカを担当し、懐かしいフォークソングや身近な題材を歌ったオリジナルソングを歌う。夫婦ならではハーモニーと優しい歌声が多くの人から支持され、東日本大震災後は避難所や仮設住宅など50カ所以上でライブを行い被災者を元気づけてきた。

 当日は「なごり雪」から始まり、「さらば青春」「海岸通り」「サボテンの花」などフォークソングを披露。イントロが流れると訪れた人たちは喜び、一緒に歌ったり手拍子をしたりしていた。

 身近な事を題材にしたオリジナルソングも多く披露。飼っている猫のことを歌った「悪い猫の歌」、猪苗代湖までの風景を歌った「雨に似合うブルース」、以前石垣島に来たときの体験から作ったという福島から石垣島へのメッセージソング「がじゅまるの島」、代表曲の一つで、認知症だった母親と美一さんの姿を歌った「赤とんぼ」など、心に染みる歌に誰もが聴き入っていた。

 福島県内で復興応援ソングとしてオンエアされている「手をぎゅっと!」では、軽快なテンポと力強いメッセージに乗って聴衆も合唱。互いに手をつなぎ合って歌い、東北の復興へ思いを込めた。

 ライブツアーで全国を回る菊地さん夫妻は「石垣島でスタートできることは幸せ。もらった元気でこれから北上していきたい」と話していた。

 石垣ではこのほかにも病院や施設などを慰問し、患者や利用者を喜ばせた。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース